こども用の補助便座は、トイレトレーニングを始める際に必要なアイテムですよね。
しかし、補助便座を何歳まで使うべきか悩む方も多いんです。
結論としては、補助便座の使用期間は個人差があります。
ですが、だいたい3歳~5歳頃の間に補助便座を卒業する子が多いですよ。
子供の体格や発達、トイレトレーニングの進捗によって異なるので、焦らず子供のペースに合わせて補助便座が卒業できるといいですね。
とはいえ、お出かけの際に補助便座が無いことも多いです。
補助便座がないとトイレができないなんてことになっても困りますし、いずれは卒業しなくてはいけませんよね。
この記事では、補助便座の卒業のタイミングや補助便座なしでトイレに座る座り方などもご紹介していますので、是非参考にしてみてください。
補助便座は何歳まで使うの?
こども用の補助便座は、トイレトレーニングを始める時期から、慣れるまでの期間に使用されるため、トイトレが終わる3歳~5歳ごろまでの使用が一般的です。
補助便座の対象年齢が1歳半~6歳頃としているメーカーが多く、みなさんだいたいこの期間内に卒業していくようですね。
ただ、子どもの成長には個人差もありますし、体格や発達、トイレへの慣れや、トイトレの進捗状況によっても変わってきます。
子どもの成長に合わせて補助便座を卒業していくのが一番ですね。
補助便座を使わなくなったタイミングはいつ?
補助便座を卒業するタイミングは、子どもの成長に合わせて判断していきましょう。
補助便座を外すタイミングの目安となるサインをご紹介致しますね。
姿勢が安定している
補助便座を使ってトイレをする姿勢が安定してきたら、補助便座を外してもいいタイミング。
まだ不安定な姿勢や不安な様子が見られるようであれば、もう少し様子見です。
「補助便座外してみる?」とお子さんと相談しながら、外す練習をしてもいいですね。
補助便座を嫌がる
子どもが補助便座を嫌がり始めたら、補助便座を外すタイミングです。
親や兄弟、友達などが補助便座なしでトイレに行ったりしているのを見て、「これいらない!」となっているのかもしれませんね。
年齢や体格的にまだ早いかも…という場合もありますが、外したい旨を言葉で表現し始めたら、その時がその子どもにとって外す適切なタイミングかもしれませんよ。
外出先で補助便座なしで出来た
外出先でのトイレには、子ども用の補助便座が備え付けられていない場合も多いですよね。
そんな場面で、補助便座なしで上手にトイレへ行くことが出来るようになったら、外すタイミングかもしれません。
子どもの「上手にできた」という誇らしい気持ちを汲み取って、「家でも補助便座なしでトイレできるかな?」と誘導してみてはいかがでしょうか。
体が成長して大きくなった
体が成長して、補助便座が小さくなってきたら外すタイミングです。
使用している補助便座によっても使用年齢や耐荷重が変わりますので、ちょっと小さくなってきたかな?と思ったら説明書を確認してみてくださいね。
補助便座の汚れや破損
補助便座の汚れや破損なども、一つのタイミングです。
使用期間はあまり長くありませんので、買い替えるのももったいありません。
汚れが気になりだしたり、壊れてしまったら、卒業のタイミングですね。
補助便座を外す際のポイント
補助便座を外す際には、以下のポイントに注意しましょう。
子どもの気持ちを尊重する
子どもが「まだ外したくない」と言えば、無理に外さないようにしましょう。
無理やり外してしまうと、トイレに行きながらなくなってしまうかもしれません。
子どもの気持ちが「外したい」となるまではゆっくり見守ってあげてくださいね。
徐々に慣らす
いきなり補助便座を外してしまうと、子どもが戸惑う可能性があります。
まずは、補助便座を外してトイレに座らせる時間を少しずつ長くしていくなど、徐々に慣らすようにしましょう。
やっぱりまだ外したくない。となれば、補助便座を使いながら、ゆっくり卒業していけばいいですよ。
失敗しても叱らない
補助便座を使わないと、どうしても失敗してしまうこともあります。
そこで失敗を責めて叱ってしまうと、子どももトイレが上手にできません。
失敗しても、叱らずに励ましてあげましょう。
補助便座なしの座らせ方
補助便座が無い場合、前向きに座らせる方法と後ろ向きに座らせる方法があります。
子どもが安心、安定できる方法で座らせてくださいね。
補助便座なしで座らせる場合、子どもがトイレに落ちてしまわないように付き添いは必須ですよ。
前向きの座り方
まずは、前向きでトイレをする方法です。
お互いの顔が見え、こどもも安心できるので、おすすめです。
便座の前側を使用する
こどもが前向きでトイレをするのであれば、便座の前の方へ座らせるのがポイント。
トイレの便座は奥へ行くほど広くなっています。
奥へ座ってしまうとかなり足を開くか、トイレの上に足を乗せるかになってしまい、安定した姿勢ができません。
また、踏ん張りがきかず、上手にトイレ出来ない事が多いため、なるべく前の方へ座らせてくださいね。
ただし、おしっこが便器の外へ出てしまわないように注意です。
男の子は向きにも注意してくださいね。勢いがあると、便器と便座の間から出てくることもあります。
こどものからだを支える
前の方へ座らせたら、付き添いの人はトイレの前へしゃがみ、自分の太ももの上に子どもの足を乗せてあげます。
踏み台代わりです。
足の裏がくっついた状態で踏ん張りがきくと、トイレも上手にできます。
さらに、こどもの体を両手で支えてあげましょう。
後向きに座らせる方法
補助便座なしで子供をトイレに座らせる方法として、後向きに座らせる方法もあります。
この方法は、子供が自力で座りやすいというメリットがあります。
ただ、親の顔が見えなく、不安にもなりやすいので声かけなどをたくさんしてあげて下さいね。
便座の前の方を使用する
前向き同様、便座の前の方を利用して座らせます。
後ろ向きのため、足は外へ開いた状態です。
奥へ行くほど便座が広くなるので、なるべく手前に座らせてあげて下さい。
こどもが後ろに転倒しないように注意しましょう。
からだを支える
前向きで座るよりも安定感があり、初めてでも意外と一人で座れてしまいます。
安定しないようであれば、こどもの体をしっかり支えてあげてください。
壁やタンクに楽しみを
後ろ向きで座る際、こどもの目の前には壁やタンクが迫っている状態です。
親の声は聞こえても顔が見えない不安から、上手に出来ない事もあります。
そんな時には、こどもの目線の先に楽しみを作ってあげてください。
タンクや壁にこどもの好きなシールやポスターなどを貼っておくだけでOK!
声をかけながら、楽しくトイレができますよ。
まとめ
補助便座は個人差がありますが、3歳~5歳頃に卒業となります。
補助便座を外すタイミングは、子どもの個々の発達段階や個性に合わせて、ゆっくりとサポートしていくことが大切です。
焦らずゆっくり、こどものペースに合わせてあげてくださいね!
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